釧網本線 縦断の旅―2018年02月 北海道一周の旅Ⅱ・Part7

4日目・前編(2018/3/1)

(「日本最東端の駅・東根室駅へ―2018年02月 北海道一周の旅Ⅱ・Part6」の続き)

旅行4日目の行程:
8:40 釧路駅(いまここ!)→ 9:00 釧網本線 → 11:50 網走駅 → 12:30 網走監獄 → 15:00 網走駅(泊)

※この旅行記は2019/7/2公開の旧版旅行記を基に再編集したものです。

釧網本線 縦断の旅

釧路駅

2018年3月1日。上空に分厚い雲が広がる中、私は釧路駅にやってきました。

時刻は午前8時40分頃。ここから釧網本線の快速「しれとこ」網走行きの列車に乗車して一路 網走へと向かいます。

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釧網本線は釧路駅の一駅隣の東釧路駅と流氷で有名な道東の街・網走を結ぶ全長166.2kmの路線です。

車窓からは釧路湿原やオホーツク海などの北海道・道東の自然を随所に望むことができる風光明媚な路線で、夏にはトロッコ列車、冬にはSLが運行される観光路線にもなっています。

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さて、この日は爆弾低気圧が通過するため、午後から徐々に天候が悪化していくとの予報になっていました。そのため釧網本線の列車は午後からすべて運休することが既に決まっていました。

網走行きの次の列車は釧路駅14時14分発の列車。そのため今から乗る8時57分発の快速「しれとこ」がこの日の網走行きの事実上の最終列車でした。

快速とは名ばかりの1両編成の列車に乗車した私は車内で発車のときを待ちました。

そして嵐の前の曇天の中、列車は午前8時57分に定刻通り釧路駅を発車しました。

釧網本線(釧路~網走)

釧網本線の乗車は5年前の北海道一周の旅以来2度目。前回は進行方向右手の車窓を主に堪能したので、今回は進行方向左手の座席に座ることにしました。

冬の釧路湿原

釧路駅を発車した列車は根室本線(花咲線)の線路を走り隣の東釧路駅に停車します。列車はここで根室本線に別れを告げて釧網本線に入ります。

次の遠矢駅を出発してしばらくすると、列車は日本屈指の湿原地帯・釧路湿原に入ります。

車窓からは雪に覆われた草木が一面に広がっていました。しかし草木は冬枯れして茶色くなっていたため、上空の曇り空も相まって地味な印象でした。
(やはり湿原を見るなら夏の方が良さそうですね…)

しかし車窓からは時折り大きく蛇行した釧路川を見ることができ、その光景は見応えのあるものでした。

また途中の茅沼駅には多くのタンチョウが飛来していました。茅沼駅は”タンチョウに会える駅”として知られており、茅沼駅停車中の進行方向左手の窓からは雪原に佇むタンチョウを眺めることができました。

茅沼駅を出発してしばらくすると列車は釧路湿原を抜けました。その後列車は、1989年まで標津線が分岐していた標茶駅や、摩周湖・屈斜路湖の最寄り駅にあたる摩周駅などに停車しながら北へと走りました。

冬のオホーツク海

釧路駅を出発してから約2時間15分、列車は世界遺産・知床半島の玄関口にあたる知床斜里駅に到着します。

列車はここまで内陸部を走り概ね北向きの進路を取ってきましたが、ここからは流氷で有名なオホーツク海沿いを概ね西向きに走ります。

知床斜里を出発すると車窓からは時折りオホーツク海の景色が見えてきます。しかし海が直に見える区間はそこまで多くなく、5年前に乗ったときも思ったほどオホーツク海が見えなかったため少しガッカリした記憶がありました。

そんなこともあったため、今回は海とは反対側の進行方向左手の座席に座っていました。

しかしオホーツク海が直に見えてくると、その雄大さに思わず空いていた右手の座席に移動していました。

根室本線や花咲線から見る太平洋ほどではなかったですが、それでも見応えのある景色でした。

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知床斜里を出発してから16分、列車は北浜駅に到着しました。

北浜駅は釧網本線の途中にある小さな駅ですが、ホームの目の前にはオホーツク海が広がっています。そのため”流氷に最も近い駅”として知られており、ホーム上には観光用の展望台も設けられています。

そんな北浜駅のホームには…なんと大量の団体客がいました。中国系か韓国系の海外からの観光客のようでしたが、この団体が1両編成の列車に乗り込んで来たら…と思うと一瞬 憂鬱になってしまいました。

しかしどうやら彼らは観光バスで来たらしく、幸いこの列車に乗り込んでくることはありませんでした。

私もいずれは北浜駅に降り立ちたいなと思いつつも今回は嵐の前ということもありスルーすることにしました。

そして釧路駅を出発してから約3時間後の午前11時53分、列車は終点の網走駅に到着しました。

網走駅

網走駅は今回が5年ぶり2度目の訪問となりました。

5年前は駅に着いたときも出発するときも急いでいたため駅構内の印象はほとんど残っていませんでした。

しかし今回は時間的に余裕があったためゆっくりと写真に収めることができました。

下車した2・3番線ホームから跨線橋を渡って1番線ホームに移動します。

1番線から駅舎内に入ると、駅舎内の雰囲気は5年前とほとんど同じで懐かしい感じがしました。

改札口の前には運行状況を知らせる立て看板が置いてありました。札幌から釧路、稚内、帯広、函館の各方面をつなぐ特急列車の全てと、釧網本線を走る午後の全ての列車が運休となっていました。

駅舎の外に出ると、駅前の様子も5年前とあまり変わっていないように見えました。

網走駅は網走市の市街地からは離れており、駅前には2つのホテルが建っているのと、飲食店がいくらかある程度です。

私は駅前に建つ2つのホテルのうち、この日宿泊する「東横INNオホーツク・網走駅前」にチェックインして荷物を預けました。

そして爆弾低気圧が迫る中、かつて”日本最恐の刑務所”と言われた網走監獄へと向かったのです。

 


短めですが、今回の記事はここまでとなります。

この後は嵐が迫る中、日本最恐の刑務所・網走監獄を観光しますが、続きは次回の記事で書きたいと思います。

 

続きは「私、刑務所に入ります~網走監獄 観光記―2018年02月 北海道一周の旅Ⅱ・Part8」の続き)

「2018年02月 北海道一周の旅Ⅱ」のその他の記事はこちら、その他の旅行記はこちら

 

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