秋の札幌ミニ観光―2017年 秋の道央を巡る旅・Part1

1日目~3日目(2017/10/6~8)

旅行1日目の行程:
18:00 新千歳空港(いまここ!) → 19:30 札幌駅(泊)

旅行2日目の行程:
10:00 学会@北海道大学 → 18:30 飲み会@すすき野 → 20:30 夜の札幌散策 →21:10 札幌駅(泊)

旅行3日目の行程:
11:10 北海道庁旧本庁舎 → 11:40 札幌市時計台 → 12:10 さっぽろテレビ塔 → 14:00 学会@北海道大学→ 18:00 札幌駅(泊)

秋の札幌ミニ観光

北海道上陸

2017年10月6日、羽田発の飛行機に搭乗した私は夜闇に包まれ始めた新千歳空港に到着しました。

今回の旅行はもともと私が参加する学会に合わせて計画したものでした。私は翌10/7の学会初日に発表をすることになっていたため、これに合わせての北海道入りとなりました。

ここから学会発表、札幌・小樽観光、そして今はなき札沼線と夕張支線を巡る4泊5日の旅が始まります。

新千歳空港に到着した私は、空港地下にある新千歳空港駅へと向かいます。

そして快速「エアポート」に乗車した私は夜の札幌駅へと向かいました。

この日は翌日学会発表だったので、札幌駅到着後はホテルへと直行しました。

北海道大学 札幌キャンパス

旅行2日目。この日は午前9時頃に学会が行われる北海道大学 札幌キャンパスへと向かいました。

北海道大学は1918年設立の国立大学で、昔は東大・京大・東北大などの旧帝国大学の一角を担った由緒ある大学です。その歴史は前身となる札幌農学校(1876年創立)を含めると140年以上を誇ります。

北海道大学 札幌キャンパスは北海道大学の中核となるキャンパスで、札幌駅北口にほど近い場所に位置しています。札幌キャンパスは177万平方メートル(東京ドーム38個分)もの広さを有しており、その中にポプラ並木を始めとする豊かな自然や、古くは明治時代より残るレトロな建物群を有しています。

今回、私は学会参加のために訪れましたが、キャンパス内は観光客など一般人も自由に見学できるそうです。

正門よりキャンパス内に入ると、敷地内には緑に覆われた木々が何本も立っていました。私が訪れたのは10月上旬でしたが、木々の一部は既に少し色づき始めていました。

学会会場となる建物へと向かう途中には、大学の前身である札幌農学校の初代教頭で、”北海道開拓の父”と呼ばれるクラーク博士の銅像が置かれていました。

こちらは北海道大学 総合博物館の建物↓

今回は見学しませんでしたが、外から見るだけでも圧巻のある建物でした。

道中には大野池と呼ばれる池もありました。池の周囲は他よりも紅葉が進んでおりきれいな光景でした。

その大野池のほとりでは鴨が佇んでいました。私が近づいても逃げることなく呑気に首を振っていました。

そしてキャンパス内を歩くこと約10分、私は学会会場となる工学部の建物に到着しました。

私はこの建物の中で学会発表を行ったり、他の人の発表を聴講したりしました。

夜の札幌散策

学会発表が無事に終わった後は他の学会参加者と一緒に打ち上げを行いました。やってきた場所はすすき野。日本三大歓楽街の一つで札幌の有名な観光スポットです。

私たち一行はすすき野に建つ居酒屋で打ち上げを行い、2時間ほどの歓談を楽しみました。

居酒屋を出たのは夜8時半ごろ。外はすっかり暗くなり、ネオンがきれいな夜の街へと変貌していました。

私たち一行はここで解散。夜のすすき野へと繰り出す者、地下鉄でホテルへ直帰する者とその後の過ごし方は様々でしたが、私は酔い覚ましのため一人で札幌駅まで歩くことにしました。

ほろ酔い気分で札幌駅方面に向かって歩くと、札幌市内を走る路面電車と遭遇します。

しばらく歩くと、遠くにライトアップされたタワーが見えてきました。

このタワーは札幌の有名な観光スポットである「さっぽろテレビ塔」。私はこの光に吸い寄せられるかの如くテレビ塔へと向かって大通公園を歩きました。

道中には花壇や光の噴水と一緒に撮れるスポットがあり、写真を撮りながら夜のテレビ塔を満喫しました。

テレビ塔から再び札幌駅に向かって歩いていると、左手奥にライトアップされたレンガ造りの建物が見えました。

こちらの建物は北海道庁旧本庁舎。1888年竣工の赤れんが造りの建物で、このときまで知りませんでしたが札幌の有名な観光スポットの一つでした。

そんな夜の札幌を少しだけ散策した私はホテルへと向かい眠りに付きました。

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)

旅行3日目。この日は午後から学会を聴講することにしていたので、午前中の2時間弱でしたが札幌ミニ観光を敢行しました。

まず訪れたのは前夜初めて存在を知ったばかりの北海道庁旧本庁舎。

この建物は1888年竣工の赤れんが造りの建物で、その名の通りかつては北海道庁の庁舎として使われていた建物でした。”赤れんが庁舎”として有名な観光スポットの一つでしたが、2019年よりリニューアル工事が行われているため閉鎖されているそうです(終了は2022年度の予定)。

門をくぐると赤れんが庁舎と共に見えてくるのは様々な花が咲いた花壇。花壇越しに映る赤れんが庁舎はとてもいい感じでした。

花壇左手から延びる道を歩くと、左手には庭園が見えてきました。中に入ると古き良き日本を思わせるような美しい光景が広がっていました。

庭園をしばらくゆっくりと眺めた後、私は赤れんが庁舎の建物へと向かいました。

建物の廊下には赤色の絨毯が敷かれており、内部の古めかしい感じは歴史を感じさせました。

一部の部屋では展示も行われており軽くですが見学しました。内容は北海道の歴史などだったと思うのですが、詳細はあまり覚えていません。

札幌市時計台

次に訪れたのは有名な観光スポットである札幌市時計台。

この札幌市時計台、実は北海道大学の前身である札幌農学校の施設だったそうで正式名称は「旧札幌農学校演武場」。札幌農学校の初代教頭であったクラーク博士の構想に基づき1878年に造られた建物で、実はすごく歴史のある建物でした。

外観は白色の壁に赤い三角屋根、そしてその上に今や札幌市のシンボルとなった時計台を据えています。

時計台の建物の中は見学料が必要ですが見学できるようになっています。1階は札幌農学校演武場から続く札幌市時計台の歴史資料が展示がされていました。

展示エリアを抜けると奥には2階へと続く階段がありました。

そこを上ると、目の前には教会のように椅子が並べられた厳かな雰囲気の空間がありました。

この空間は1900年頃の札幌農学校の講堂を再現したエリア。こんな厳かな雰囲気の場所が札幌市時計台の中にあったことに私は驚きました。

そして私が椅子に腰掛けていると、ちょうど12時の鐘の音が鳴りました。札幌市時計台の時計台は今も現役で、毎時00分に鐘を鳴らしているそうです。

私はしばらく椅子に座ったり、2階にある展示物を見学したりしました。

外観は素朴で時計台の高さもそこまでないため「日本三大がっかり名所」にも選ばれてしまっている札幌市時計台。しかし外観もそこまで悪いものではなく、2階の講堂の雰囲気は個人的には気に入っており、訪れて良かったと思っています。

さっぽろテレビ塔

札幌ミニ観光で最後に訪れたのはさっぽろテレビ塔。

さっぽろテレビ塔は札幌市でのテレビ放送開始に合わせて1957年に完成した高さ147.2mのテレビ塔です。テレビ塔としての役割は1969年までのわずか12年でしたが、その後は展望台を有する札幌のランドマークとして人気の観光スポットとなっています。

さっぽろテレビ塔の目の前に出ていた屋台で昼ご飯を買い食べ終わった後、私は展望台へと向かいました。展望台の高さは90.38mで高さはそこまででもないですが、それでも札幌市内を一望するには十分な高さでした。

東側の窓からはどこまでも広がる札幌市内のビル群を一望することができます。これだけでも十分圧巻な光景でした。

南西側の窓からはビル群の奥にそびえ立つ山々を見ることができます。

そしてメインとなるのは西側からの眺め。

どこまでも真っすぐに延びる大通公園と奥に見える山々が織りなす圧巻の光景。札幌ミニ観光の最後に良いものを見させてもらったと感じました。


今回の記事はここまでとなります。テレビ塔を観光した後は、北海道大学へと向かい学会を聴講して旅行3日目を終えています。

そして翌日は今は亡き札沼線と夕張支線を巡るローカル線の旅へと繰り出しますが、続きは次回の記事で書きたいと思います。

 

続きは「札沼線 在りし日の終点・新十津川へ―2017年 秋の道央を巡る旅・Part2」へ

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